出航
深夜2時ごろ
タカエビ漁は日の出とともに始まるために、目的の漁場を目指し、深夜2時~3時頃出航します。船長を含め、3名程度で船に乗り込みます。
タカエビ漁は日の出とともに始まるために、目的の漁場を目指し、深夜2時~3時頃出航します。船長を含め、3名程度で船に乗り込みます。
底びき網漁(深海)では、魚やエビの位置が魚群探知機では正確に感知できないため、これまでの経験、潮の流れ等見ながら、操業場所を決めるのです。
漁場につくと、日の出とともに網を海中に投げ入れます。深海に網が着くまで約20分。その後1時間程度かけ網を引き揚げていきます。漁獲されたタカエビの鮮度を保つために、すぐにタカエビを生け簀の氷水に入れて、冷やします。次の漁場に向かいすぐに同じ作業を繰り返します。2回目以降、網を投入した後は、待ち時間を利用し、タカエビを大きさ別に選別しています。
タカエビ漁は資源保護の関係上、1日網を投入できるのは、最大で4回までと決まっています。
※タカエビ漁は、北薩地域、南薩地域で操業しています。どちらも網入れは4回まで。禁漁期は1月~3月までとなっています。それぞれの地域でその他にも独自に禁漁期を設けています。帰港後は、船員と港で待っている従業員の方たちで選別、水揚げ作業を行います。
出航から、帰港までは約12時間以上かかります。
鮮度を保つために、水揚げされたタカエビはその日のうちに洗浄、冷凍加工されます。
漁獲量が多い時は、19時ごろまで加工の時間がかかります。
長い漁(加工まで)を終え、ようやくひと段落です。
明日の漁に向け、体を休めます。
タカエビ漁に必要な道具を一部紹介します。
網は、これまでの経験をもとに効率よく漁が行えるように漁師さん手作りのこだわりの網です。
引き綱で網を引き、漁をおこなっています。長さ1500mもある引き綱で網をひき漁を行っています。
この道具を使用して、引き綱、網を巻き揚げていきます。
この台の上で水揚げしたタカエビと深海魚を選別し、さらにタカエビは大きさごとに分けていきます。